「ラズパイ」と「スプレッドシート」で全自動水耕栽培器をつくって女の子にTwitterで実況しながら栽培してもらう:③実装概要編

おい!どうやって実装するんだよ!

第三回となる今回は、「HAGUKUMU」の実装について話していきたい。

エンジニアとしてはどうやって開発するのかをしっかり書いておくことが今後の成長の可否を分けるので、実装にあたって思ったこと・行き詰ったところについても丁寧に書いていくことにする。また、これを作るにあたっていくつもの記事を拝見させていただいた。先人の方に倣い、今後こういったものを作りたいけれどまったくわからないという方向けに、内容はプログラムをすこし触れる人でも作れるような記事を目指す。

こういったことに通暁している方には少々くどい内容になるがご理解いただきたい。

 

「HAGUKUMU」で実装したいこと

機能概要の説明に移る前に、結局「HAGUKUMU」では具体的にどういう機能を実装するつもりなんだい?という話になってくると思うので、実装する機能を下記に記す。

栽培に関する機能一覧

  • 自動水やり機能
  • 照明の自動点灯機能
  • 植物の写真撮影機能
  • 植物の高さ計測機能
  • 環境情報取得機能(温度・湿度など)
  • 天気取得機能

データの確認・操作に関する機能

  • 情報一覧表示機能(植物写真・高さ・温度などを確認する)
  • LINE通知機能(エラー表示など)

ツイッターに関する機能

  • 植物の写真共有機
  • 状況に応じて柔軟なツイートをする機能

といった感じ、それをどうやって実装していくのかは次項を参照してね。

「HAGUKUMU」機能概要

タイトルにもある通り、今回は「ラズパイ」「スプレッドシート」「Twitter」がサービスを支える柱となる。下の図はそれらがどのような流れをもって、一つのプロダクトになるのかをまとめたものである。

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また、水耕栽培を始めてみたい!という方もいると思うので、「ラズパイ」「スプレッドシート」「Twitter」についての解説を少しだけしておく。

 

RaspberryPi(ラズパイ)

イギリス生まれのワンボードコンピュータ。SDカードがHDDの役割をしていて、カードにOSを書き込み、ラズパイ本体に差し込むと小さなパソコンとして動く。

RaspberryPi 4やPi zeroなどがリリースされているが、今回は「RaspberryPi3B+」を使用する。

Amazon.co.jp: Raspberry Pi 3 Model B 【正規品】

 

GoogleSpreadSheet(スプレッドシート

Googleが出しているweb上で使用できるエクセル。マクロを使用することで簡易サーバーになる。今回の開発は2週間で実装しなければならないこと、操作がユーザーフレンドリーであること、「HAGUKUMU」のデータリクエストは多くないことからMVP(most valuable product)を実践するのに向いているので採用。

 

Twitter

いわずもがな。有名だよね。Twitterの開発者向けにAPI(アプリケーション・プログラム・インターフェース)を出しており、それを活用してしまえば自動で投稿するような機能を実装できる。

 

といった感じで今回は終了する。

次回からはいよいよ具体的な実装を各機能ごとに紹介していくぞ!

 

前回:②プロダクトのすごいところ編

次回:④各種機能編 ~水耕栽培土台~